前回の続き。
将棋倶楽部24で、R500の壁を突破したころ、当時働いていた事務所の忘年会で、なぜか将棋を指す機会があった。
で、それに興味を持ったのが、遊びに来ていた編集Yさん。
「お、将棋ですか~」と覗き込んでくる。
聞くと、Yさんも将棋倶楽部24が好きで、棋力は2級!
2級といえば、町道場なら二段程度の実力。R500(11級)の自分から見ると神のようなレベルである。
というわけで、一局教わると、見たことがないような陣形が。
「糸谷流右玉だね」とギャラリーの声。
なんだそれは?
聞くと、糸谷五段(当時)が得意とする戦型らしい。棋力の違いもあるので、当然完敗。
その後、Yさんと糸谷八段(現在)を心の師匠にして、自分は対居飛車は右玉、対振り飛車は糸谷流右玉で戦うことになる。
こちらは居飛車相手の右玉基本図。これから将棋を始める人にはおすすめできないが。
それでも、絶版となっていた「右玉伝説」を古本で探し、アマ強豪で安食女流の旦那様としても有名な細川大市郎さんの「とっておきの右玉」などの数少ない右玉棋書を参考にして、将棋倶楽部24で初段(R1600)までは上がることができたのだった。
ちなみに、「右玉伝説」は「雁木・右玉伝説」として再版されているので、右玉を指しこなしたいという奇特な人は参考にしてほしい。