先日の日曜日(6月23日)、「移住 50年目の乗船名簿 特別版」がNHKスペシャルとして放映された。
とにかく脅威の番組である。
昭和43年、南米移住船「あるぜんちな丸」に乗った人々をドキュメンタリーとして追いかけて、さらに約10年ごと、その後の姿を50年目まで追いかけるという壮大な内容なのだ。
過酷な南米移住のドキュメンタリーとしてはもちろん、20代だった若者が中年になり、やがて老いていく様子を見るだけでもこの番組の価値はある。移住時赤ん坊だった子も最後は立派な中年になっている。
見逃してしまった人は、6月26日(25日深夜)から3夜連続BS1で放送されるのでチェックしてみてほしい。深夜なので録画をお忘れなく。
自分は正月頃に放映されたときに見たが、移住者の人生はそれぞれにドラマチックだ。
50年間移住者を追いかけていった相田ディレクターは、ときに横柄な感じもするが、そこは被取材者との長年の関係性があるからこそだとおもう。気になっても我慢してみてほしい。
ドキュメンタリーを観終わって、ブラジル移民に興味を持ったら、板根修氏の「ブラジル物語」もおすすめ。
船内で取材していたNHKのドキュメンタリースタッフの話も少し出てくるし、ドキュメンタリー内で登場する弓場農場の話もある。板根修氏自体が結構アレな感じなのはアレではあるが。
KindleUnlimitedに入っていれば無料で読める。
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ちなみに弓場農場は現在も存続していて、バックパッカーの人気スポットになっているようだ。
というわけで、少しでも気になる方はぜひ録画を!