今回もWMPC(ウルトラモバイルPC)のお話を。
話題はWindows CEとNetwalker、VAIO Type P、IS01であります。
前回のエントリはこちら
- 使わないけど欲しくなるクラムシェル型Windows CE端末
- Ubuntu搭載の尖った5インチマシン「Netwalker」
- (強引ながら)ポケットに入るUMPC「VAIO Type P」
- クラムシェル型のスマホIS01
- 次回はGPDをはじめとする中華UMPC
使わないけど欲しくなるクラムシェル型Windows CE端末
クラムシェル型端末といえば、今はなきWindows CE端末も忘れてはならない。Windows CEとはなにか? マイクロソフトが提供してた組み込み向け(おもにモバイル端末)向けのOSである。
Windowsの名前の通り、見た目はWindows。しかし、Windows系のソフトは動かず、WindowCE専用のソフトしか動作しないというシロモノだ。
はじめて手に入れたWindowsCE端末は、「MobileGear2 for DoCoMo(1999年)」。WindowsCEなので、一般的なWindowsソフトは動かない。しかし、Windows CE用のブラウザやメーラー、Officeソフトなど用意されていたので、実用的といえば実用的だった。ATOKもあったし。特徴はドコモの携帯電話と接続して通信できること。まさにモバイルマシンだ。
余談だが、初期モバイルギアはMS-DOS上の独自シェルで動いており「ドスモバ」と呼ばれていた。さらにDOS化という作業をすると、MS-DOSマシンになるのであった……(最初期マシンは不可)。初期モバイルギアは持っていなかったので、情報を眺めているだけであったが。
この路線では、HPのJornada 720(2000年)、シグマリオンII(2001年)、シグマリオンIII(2003年)と購入。いずれも長く使うことはなかったが、フォルムはいまでも気に入っている。
Ubuntu搭載の尖った5インチマシン「Netwalker」
非Windowsマシンとしては、2009年にシャープが発売した「Netwalker」も忘れてはならない。5インチクラムシェルタイプで、OSはUbuntu。いわゆるLinuxである。こんなマシンを出すなんて、当時のシャープは尖っていた。まさに目の付け所がシャープだ。ヒットはしなかったけど。
というわけで、Netwalkerの見た目に一目惚れして買ったわけだが、動作はややモッサリ。フォルムを愛でる以外に使いみちが見つからず、家の片付けを手伝ってくれた弟子に譲ってしまった。その後はどうなっただろうか?
なお、購入時のレビューは旧ブログに残っているのでどうぞ
(強引ながら)ポケットに入るUMPC「VAIO Type P」
久々に一般的なWindowsが搭載されたUMPCとして登場したのが、VAIO Type Pである。かなり強引だがポケットに入るWidowsマシンとして登場し、自分は歓喜した。多くの超小型PCマニアもそうだったとおもう。
VAIO Type Pはスペックこそ控えめだったが、カルト的な人気に。個人的にも好きなマシンだったが、残念ながら一般的には人気がなかったのか後継機は登場せず。モッサリとして動作も痛かったかもしれない。
以降、日本のメーカーから意欲的なUMPCがでていないが、現在もType Pの復活を望む声はよく聞く。VAIO株式会社さん、いかがでしょうか?
購入当時のレビューはこちら
クラムシェル型のスマホIS01
クラムシェル型の端末として忘れてはならないのが、IS01だ。Androidスマホの黎明期に登場し、見た目はパソコン風ながら通話もできる。自分はサブ端末として購入した。
デザインはとにかくたまらない。最新スペックで再登場してくれれば間違いなく買う。
しかし、IS01は一部のみの人気にとどまり、極一部のマニアから長年後継機が希望されるも出ず。
最近になって、Gemini PDAやその後継のCosmo Communicatorなどの興味深いAndroid端末は出ているが。
次回はGPDをはじめとする中華UMPC
そして、現在、UMPCが復活ぎみである。いや、完全に復活していると言ってよいだろう。次回は、GPDやOneMix、Chuei Minibookなどの紹介をしたい。