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1996年アメリカ大陸バス横断旅行記その3(サンフランシスコ)

 1996年アメリカ大陸バス横断旅行記の続きです!

 

 第1回は以下からどうぞ!
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グレイハウンドで10時間かけてサンフランシスコへ

ロサンゼル発サンフランシスコ行きのグレイハウンド深夜バスは、順調に目的地へ向かっていた。
日本の深夜バスと違い、観光バスと同じ感じの2列×2シートである。快適とは言い難いが、しんどいとこうこともない。
バスは途中、コンビニや小さな街に立ち寄りながら10時間走り続けた。

車内は暑すぎることも寒すぎることもなく意外と快適で、ほとんどの時間を眠ることができた。
そして、朝10時30分にサンフランシスコに到着する。

 

ロサンゼルスからサンフランシスコまでのルート。

 

 

 

初の海外ユースホステルに宿泊

見知らぬ街で再び一人。
今日はユースホステルに泊まろうと決めていたので、地図を頼りにユースホステルに向かって歩いていく。
ユースホステルとは基本相部屋(ドミトリー)の安宿で、日本にも存在する。会員になれば宿代が安くなり、当時は会員だったのだ。ユースホステルは一時期ブームだったらしいが、「ミーティング(自己紹介のほか、歌ったり踊ったりすることも)」などの独特の文化(今はほぼないが)が敬遠されたことや、もっと安いゲストハウスが一般的になったこともあり現在では下火になっている。僕は10ヶ所以上のユースホステルに泊まったことがあり、旅人同士でコミュニケーションを取れるので嫌いではないが、最近は利用していない。ちなみに「ユース」ではあるが、年齢制限はない。

 

それにしてもサンフランシスコは涼しい。坂は多いが雰囲気もよい。
ユースホステルへの距離はあったが、迷わず到着した。
サンフランシスコのユースホステルはダウンタウンの中にある立派な建物だった。
受付で確認すると空き部屋あり。ラッキー。しかも16ドルと安い。シーツを受け取って部屋へ行く。部屋は2段ベッドが並ぶ相部屋で、先客が一人いた。

先客はシンガポール人で、20代中盤くらいだろうか? サーフボードと共に全米を5週間ほどかけて旅をしているらしい。で、来週シンガポールへ帰るということだ。たくさん話しかけてくれたが、半分くらいは聞き取れず、うまい返しもできず。日本に帰ったら英会話を勉強しようとこの時点では決意する。

 

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ユースホステルの2段ベッド。

 

宿が決まって安心したところで、街へ散策に。観光センターへ行って情報を眺めてみる。ラフティングツアーもあるのか……。興味はあるが申込方法がよくわからない。続いてユニオンセンターへ。こちらでは中南米の人たちの音楽を堪能した。

続いて、明日の時刻表をチェックするために再びバスディーポへ。全米各地に便が出ているが、よく見るとシカゴ行きの便がある。サンフランシスコからシカゴ! 3400km以上ある! これは本州横断の倍以上の距離。興味は湧いたが何時間かかるのかわからないのでパス。

帰りにはスーパーマーケットに寄って地元で売っている品を見つつ、パンと飲み物に買ってユースに戻った。
少しするとシンガポール人も戻ってきた。

「フィッシャーマンズワーフへは行ったか?」
「いや、行ってない」と答える。
「ゴールデンゲートブリッジは見た?」
「見てない」
「コイトタワーは?」
「行ってない」
「お前は何しに来たんだ。わはははは」とシンガポール人。

確かに観光は全然してない。フィッシャーマンズワーフくらいは見に行くべきだったかもしれない。まあでも良し。
強烈に眠いのでベッドに横になっていると、屈強な白人2人組が部屋に入って来た。こちらは軽く挨拶だけ。そのあとすぐに眠りに落ちてしまった……。

 

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