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1996年アメリカ大陸バス横断旅行記その4(アーケータ)

1996年アメリカ大陸バス横断旅行記の続きその4です!

第1回は以下からどうぞ!
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シアトルを目指すためにポートランド行きのバスに乗る

サンフランシスコのユースホステルで朝9時に目が覚める。旅行中の起床としてはだいぶ遅め。部屋にはすでに誰もいない。爆睡してしまったようだ。

ユースホステルをチェックアウトして、まずは観光案内所へと行く。別のホテルにも泊まってみようと思ったのだ。調べてもらったが、空き部屋なし。ということで、サンフランシスコとは今日でお別れして、シアトルを目指すことにした。

バスディーポまでサンフランシスコ市街をとぼとぼと歩いていきバスディーポヘ。シアトルまでの途中の都市であるポートランド行きのバスを待つ。出発まではかなり時間があったので、当時ドハマリしていた競馬ゲーム、ダビスタの配合を考えながらのんびりと待った。

バスの出発時刻。アメリパスを運転手に見せると本日の日付を入れられた。どうやら、今日から1ヶ月乗り放題のようだ。つまり、最初のロサンゼルスからサンフランシスコまではタダで乗れたということ。まあ、別に得したわけではないが。
バスの席はほぼ満員で、日本人ぽい人が座っている席の隣を選んでみた。話しかけてみると、案の定日本人。アメリカに行ってまで日本人とばかり話しているなよ、と怒られそうだが外国にいるとなぜか日本人に親近感が湧いてしまうのだ。英語力のなさもあるけれど。

隣の人は、山路(仮名)くんという近畿大学の2年生。僕と同じ、バスを使った1ヶ月の一人旅とのこと。これも何かの縁。行動を共にすることにした。

 

 

 

日本語ができる謎のアメリカ人・ジョン

サンフランシスコ-ポートランド間は、景色が目まぐるしくかわり、退屈することが少ない。途中、小さなバスディーポに立ち寄りつつ順調に進んでいく。
そんな小さなバスバスディーポの1つから乗り込んできた若いアメリカ人男性に、いきなり日本語で話しかけれた。
「日本人デスカ? 私は群馬県に3年間住んでいましたー!」
そのアメリカ人とバスの席は離れていたので、レストストップのときに話をしてみた。

「群馬県の中学校と小学校、幼稚園で英語の先生をしていました! 名前はジョンです!」
日本語がとてもうまい。サウスダコタ州のフォートピーアに住む26歳とのこと。ユタ・ジャズにいたジョン・ストックトン似の白人男性である。

「バス、疲れました! 途中のアーケータ(アルケータ)という街で途中下車して休みますー 一緒にどうですか?」という。
「面白いかも! ー予定は決めてないし」と山路くん。
自分も無計画旅行である。ジョンもそう怪しげでもないし、それもありかもしれない。ということで賛同した。

アーケータに到着したのは夜9時で、周囲は真っ暗。アメリカの田舎町という感じ。
ジョンが地元の人に話しかけてモーテルの場所を探してくれ、部屋を3人でシェアすることにした。途中のお店でビールを買う。山路くんはまだ20歳なのでビールは買えない(アメリカでの飲酒は21歳から)。

 

モーテルへはすぐに到着した。1人25ドルだが、シャワー・トイレはもちろん、ケーブルテレビもついていて広い。とても快適だ。

「飲むベ飲むべ」とジョン。
ジョンはビールが大好きらしい。部屋でビールを軽く飲んだあと、夕食を食べに街にでかけた。
ここでもジョンが地元の人にレストラン情報を聞いてくれ、メキシコ料理店へ。メニューは何がなんだかわからなかったが、ジョンと同じものを頼んだらとても美味。この旅一番だったかも知れない。

食後、ジョンがグレイハウンドの事務所に電話で確認でバスの時刻表を確認したところ、明日の便は朝6時と夜9時しかないことが判明。仕方がないので、朝6時の便に乗ることにした。そのため、夜ふかしはせずモーテルに戻り、すぐ寝ることにした。

 

サンフランシスコからアーケータまでのルート。

 

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グレイハウンドバスとジョン。安定の目つぶり。それにしてもジョン、177cmある自分と比べてもかなりデカイ!

 

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アーケータのモーテルで山路くんとジョンと。

 

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