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日本とフィリピンを舞台にしたハードボイルドマンガ「死刑囚の遺産」

 

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「死刑囚の遺産(原作:龍樹丈、画:上農ヒロ昭 )」をLINEマンガで読んでみたが、良作だった。分量が単行本2巻分というのもちょうどよい。

ストーリーはフリーの事件記者の加納真悟が、死刑囚・田辺照男からフィリピンに隠した50億円の遺産の話を聞く、というハードボイルドもの。

失礼ながら作品も作者も全然知らなかったが、面白かった! 上巻は日本、下巻はフィリピンが舞台になるが、雰囲気があって現地の匂いがする感じ。絵柄はやや古いが、コマ割りやカメラワークのセンスは抜群。かなり上手だと思う。
ストーリーは主人公の好き嫌いはあるかもしれないが、ハードボイルドの正統派。クセのあるミステリアスなキャラクターもたくさん出てきて魅力的だ。

表紙には「事件記者加納真悟シリーズ」と銘打っているが、これ以外に加納真悟シリーズはないようだ。「死刑囚の遺産」の刊行が2009年でもう10年以上経っているので難しいかもしれないがもう少し見てみたい。

 

LINEマンガにて無料で読める(1日2話ペースだが)ので、興味があればどうぞ。

manga.line.me

 


Kindle Unlimitedにもあるので、Unlimited会員はそちらがおすすめ。

死刑囚の遺産 上巻 Kindle版