かなり久々にダビスタ96の話を。
というのも、なにげなく「ダビスタ96」で検索してみたら、こんなWebサイトを見つけてしまったのだ。
なにはともあれ見てみて欲しい。ダビスタ96ファンにとっては驚愕のサイトである。
ダビスタ96の生産の仕組みを完全解析しているのだ。まさに名前に偽りなし。
この情報があれば、ダビスタ96がなくてもダビスタ96の生産ができてしまう。独自でプログラムを組めば、65536パターンなんて数秒でわかる。
(BCに出せるわけではなく、理論上どのような能力の馬が生まれるかわかるだけです。念の為)
というわけで、さっそく検証してみた。以下は、ダビスタ96の恐るべきネタバレである。
ネタバレを見たくない人、ダビスタ96に興味がない人は見ないほうがよいだろう。
解析内容は正しかった
まずは、この解析が正しいのかどうか。自作プログラムを組み、Wild Again*ミッドナイトアールティのTSL牝馬にスイフトスワローをつけた場合をシミュレーションして手元にあるデータと比較してみた。
すると、65536パターンピタリと一致! 解析の内容は正しいようだ。
補足------------------------
基礎値の算出は恐らく記述ミス。
×ST(牝) = ST - ( 8/ST + 1 - (ST/4)%2 )
○ST(牝) = ST - ( ST/8 + 1 - (ST/4)%2 )
また、馬体重の計算は
×馬体重(内部値)+370
○(馬体重(内部値)+129)*2
だと思われる。
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やはり、TSLから出るSランクの馬は
125(+5)-123-96-93-2
のパターンだけ。BCでは強いが、このパターンは死ぬほど出てくるので希少価値はまったくない。
そこで知りたいのは、当時の最強馬、ボルジア師生産のソルトレイク(126-124-98-99-3)だ。いったいどのレベルの母馬から出るのだろうか?
その前にダビスタ96の生産の仕組みを簡単に説明しておくと、母馬のスピードスタミナの能力が、種付けする種牡馬のパラメータによって補正されてスピードとスタミナの基準値が作成される。その基準値を元に生まれてくる馬の能力が決まるのだ。
スイフトスワローの場合は、実績Bのため、スピードとスタミナの基準値は95。これを超える馬はすべて同じ馬となる(いわゆるTSL)。そして、TSLからソルトレイクは生まれない。
ソルトレイクパターンを発見!
というわけで、最初に基準値を95から減らしつつ、全パターン(65536通り)を根こそぎチェックしてみた。
結果は……………ソルトレイクパターン発見!
その条件は厳しく、スピードの基準値が93で、スタミナの基準値が90~93の場合のみ。
具体的には、
基準値SP93 ST93 → 122(+4)-126-98-100-3
基準値SP93 ST92 → 122(+4)-125-98-100-3
基準値SP93 ST91 → 122(+4)-124-98-100-3
基準値SP93 ST90 → 122(+4)-123-98-100-3
ソルトレイクの母馬は、おそらくSP93 SP91だろうか?
このパターンで最強のハーゴン(126-126-98-100-3)の母親は基準値SP93 ST93で間違いないだろう。
では、スイフトスワローで基準値がSP93 ST93になるために、母親の能力はどうなっていればいいかというと、
母親の能力が
SP106 ST80
SP105 ST81
SP104 ST82
SP103 ST83
SP102 ST84
の5パータンのみ。(なぜそうなるのかは距離適性などが複雑に関係してくるので完全解析のページをじっくりみてほしい)
それではこのような能力の母馬がWild Again*ミッドナイトアールティで作れるか65536通り探してみると、3パターン(!)だけあった。いずれもSP103-ST83のパターンである。
つまり、スイフトスワロー *Wild Again*ミッドナイトアールティの配合で、最強馬を作ろうとするならば、65536通りから母馬となる3頭のいずれかを引き、さらに65536通りから、1頭の大当たりを引き当てる必要がある。
(Wild Again*プチカプリースでたくさん出るかもだけど)
というわけで、長年の謎だったソルトレイクの母親の能力がわかったので満足である。
65536パターンの憂鬱を超える
次に思いついたのは、ダビスタの乱数のパターンが65536ではなく無限のパターンがあったら? ということ。生産の仕組みはわかっているので、乱数部分の仕組みだけを変更すれば無限に生産ができるのではないかと。
現実のダビスタ96では生まれないが、面白い実験かも知れない。
実際にスイフトスワロー*Wildagain*ミッドナイトアールティで、1億頭生産してみた。
記録したのはSランクを超えた馬のみ。結果はわずかに、928頭。
1億分の928頭という精鋭だ。
その中でも、これはという恐るべき馬を紹介してみよう。
合計値の最高は、132-121-99-100-4(452)。
現実の究極のパターンを2だけ超える怪物だ。452まで到達したのは1億頭引いてこの1頭だけだった。
Sランクかつスピードの限界値に到達したのはわずかに4頭。
134-123-99-92-4
134-126-86-99-2
134-118-98-95-4
134-118-88-100-4
一番上の馬は右1最強な上にスタミナ123という怪物だ。現実でもこんな馬を引いてみたかった。
では、スタミナはどうか?
限界値の129にSランクで到達したのは4頭。
122-129-95-99-4
121-129-94-97-3
120-129-95-99-3
118-129-99-94-4
能力もイマイチか。
しかし、スタミナ128で128-128-93-97-3という馬が出現しており、これがスピスタで最強かもしれない。
(Sランクじゃなければもっといるはず)
続いては、真性ダート馬(ダート適性5)
こちらはこんな怪物を発見。
127-124-98-98-5
125-124-99-99-5
126-123-99-99-5
130-120-99-97-5
ダート馬じゃなくても十分に強い。
最後に超晩ボーナスを含まない馬。つまりは4歳(現3歳)で仕上げられる馬の最強馬となる。
126-124-99-100-4
125-125-99-100-2
127-124-98-100-1
3頭が合計449に到達。これらの馬に超晩ボーナスがうけば454までいくのだが、それでもすごい。
なお、結果はGoogleスプレッドシートに保存してあるので、見たい方はどうぞ。
さらに続く!