不定期に開催される謎の麻雀大会「第10回エクリプス雀鬼杯」に参加してきた。
エクリプス雀鬼杯は、優勝者が「雀鬼様」と呼ばれる麻雀大会。「エクリプス」とは編集プロダクションの名前で、基本的に参加者はエクリプス関係者が多い。会場は伝統的に大久保駅前にある雀荘「葵」。ちなみに、桜井章一率いる雀鬼会とは関係ない。
エクリプス雀鬼杯の歴史を振り返ってみると、第1回は20年近く前だと思われる。それから1~2年に1回のペースで開催され、ついに10回を迎えたのだ。
今回の参加者は12名。前回は16名だったので少し寂しいがまあよい。大会のシステムは、予選3回をやって得点を集計し、上位4名が決勝に進出。決勝は予選までの得点はリセットして一発勝負というものになる。
予選一回戦
まったく手が入らず3位。中途半端にツいて振り込むよりも遥かにマシ。総馬がワンスリーなので、ラスを引かないことが大切なので満足する。
予選二回戦
一転して好調! 一発ツモが2回あるなどして、問題なく1位に。対面の人がすんごいツいてなくてちょっと申し訳なかった感じ。
予選三回戦
2着までに入れば決勝卓に進めるという条件で開始。
オーラスを迎えた時点で、2位と1000点未満の3位。つまりなんでも良いので上がればOKという状態。早い段階でテンパイが入ってダマで待ち、しばらくしてからツモ! 思わず右手が上がってしまった。ということで、決勝進出! やったね。
決勝戦
決勝卓に進んだ4人全員が過去の優勝経験者というドリーム戦に。単純に自慢だけど、自分は唯一の2回優勝経験者である。
そして、戦いの火ぶたは切って落とされた!
が……
東3局で上家の親がインパチツモ!
終わった……。
その後、細かい振り込みを繰り返して箱下へ(箱下続行ルール)。
ラス前に上がり、箱下は回避して親を迎えるが、トップとは4万点の差。もはや絶望的だが、親なので希望は捨てられない。
配牌を見ると、マンズが半分以上でしかも九萬がアンコ! 夢がある。
卓の後ろには多くのギャラリーが。これは染めるしかない!
中盤までツモはそれほどよくなかったが、一萬もアンコに。これは恐ろしいことになってきた。ほかの人の手も遅いようだ。
そして終盤、とうとうメンチンのテンパイ!
二三五六の四面待ち!
三六なら跳満。二五なら三暗刻が付いて倍満である。
そして、次のツモ……
八萬!
こんなことがあるのだろうか?
ギャラリーから「おおおお!」との声(ほんとはダメだよ!)
繰り返すが、麻雀大会の決勝卓、オーラスである。
正直手が震えた。羽生九段のように震えた。
4面待ちのほうが良いのはわかっている。
しかし、打七萬!!
九蓮宝燈テンパイ!
上がったら死ぬとも言われる伝説の役満がこの場面でやってきた!
だが、ツモはあと一巡。一巡にかけるしかない。
震える手で山に手を伸ばす!
「自模る!」と普通に声を出す!
トーン(*^▽^*)
麻雀マンガならあがっていたところでしょ!
東って! せめてマンズをよこせ。
しかし、まあよい。ギャラリーがいたおかげで興奮をわけあえた。無駄ではなかったのだ。
伝説の役満、不発!
その後、親萬などをあがって、箱下から3万点まで回復するも、そこまで。
結果は2位の準優勝。まあよしである。
優勝したレオ君もとい、新雀鬼様、おめでとうございます。
次回(おそらく2年後)は優勝するぞ!!
#その後は打ち上げで葵の下にあるジンギスカン屋さん土木土木へ。おいしゅうございました!