Netflixで「オザークへようこそ」のシーズン1を観終わった。
パートナーの不正によってメキシコの麻薬カルテルから生殺与奪の権利を奪われた男が、シカゴからミズーリの田舎町であるオザークへ移住し、資金洗浄をする、という連続ドラマ。
Netflixオリジナルだけあって、完成度は驚くほど高い。全編を通してスリリングなストーリーで、問題を解決したと思ったら、また大問題が発生していくが、夫婦で乗り越えていく。
ストーリーは難解ではないが、かなり込み入っている。湖の町オザークで、主人公家族、メキシコのカルテル、父親が服役中の犯罪者系家族、気弱な息子と口の悪い母親の不動産屋親子、強盗に撃たれて神に目覚め、湖で説教をする牧師、ストリップ小屋、FBIのコンビ、ヘロインを生産する大農場の老夫婦などが複雑に絡み合っていく。時系列も飛びがちなので油断はならない。とくに10年前を回想する8話は、時間が飛びまくるのでよそ見は厳禁だ。
会計士の主人公と、元選挙のスペシャリストだった妻がかなり優秀。自分なら5回は死んでそうな絶体絶命のピンチを切り抜けていくのが爽快だ。
かなりエグいシーンもあるので苦手な人はおすすめしないが、ノワール系が好きならぜひ観てほしい。
シーズン3まで配信されるので、一気に観ます!