Netflixで「エル・チャポ」のシーズン1を観終わった。いやー、激動の展開で面白すぎる。これが実話ベースなんて、メキシコ怖すぎる……。
本作は実在の人物エル・チャポ(ホアキン・グスマン)をモデルにした物語。シーズン1は、ボスとしてのし上がり、最初の刑務所収監までを描いている。
南米麻薬カルテルの物語は、パブロ・エスコバルを主人公にしたナルコス、トム・クルーズ主演のバリー・シール、潜入者などを観てきたので、だいぶ詳しくなってきた。「エル・チャポ」は、21世紀に入ってからも描いているので、一番現代に近い。
麻薬カルテルの話なので、札束が飛び交い、死者が多数出る。苦手な人は注意したい。ノワール系が好きな人はおすすめだ。メキシコを始め、南米の街並みや住居など、日本人視点で言えば異世界の雰囲気も存分に味わえる。
キャラクターとしてチャポが魅力的なのはもちろん、政府側のコンラド・ソルが非常に素晴らしい。なんでもアリで麻薬組織ともズブズブな感じがいい。
で、登場人物が多く複雑なので、以下簡単にまとめたので参考にどうぞ。記憶だよりの部分もあるので、一部は間違っているかも。都度、修正します。
麻薬カルテル
エル・チャポ(ホアキン・グスマン)……本編の主人公。メキシコの麻薬王。二度の脱獄を成功し、パブロ・エスコバルと匹敵する影響力を持つとされる。カルロス・ポンセのような見た目。シーズン1ではテカテのボスに就任し、アベンダーニョ兄弟と抗争を繰り広げるが、ポサダス・オカンポ枢機卿殺害の容疑で逃亡者の身となる。
アベンダーニョ兄弟……ラモンとベンハミンの兄弟でティファナのボス。エル・チャポの強力なライバルとなり、家族まで巻き込んだ激しい抗争を繰り広げる。架空の人物で、モデルはアレラーノ兄弟。
ミゲル・アンヘル……ボス中のボス。エル・チャポのボスでもある。チャポのボス就任をなかなか認めないが、逮捕をきっかけに政府主導で自らのシマを分割。このとき、チャポのボス入りを認める。
アマド……フアレスカルテルのボス。逮捕されるが、政府との協定によってミゲルの後を継ぐ。
パブロ・エスコバル……コロンビアの麻薬王。48時間以内にコカインをアメリカ輸送するという厳しい条件をエル・チャポと結ぶ。
イスマエル……シロアナを担当するボス。チャポとアベンダーニョ兄弟の仲裁を試みる。
エル・グエロ(エリベルト・パルマ)……チャポの仲間でサンルイス・リオ・コロラドを担当するボス。アベンダーニョ兄弟に家族を奪われる。
チャオ……メヒカリ市を担当するボス。
トニョ……エル・チャポの用心棒で忠実な側近。
エミリオ・キンテロ……エルモシージョとノアガレを担当するボス。
ラファエル・アギラール……ボス。チワワ、フアレスを担当。
アルマンド・ロペス(ラヨ)……エル・チャポの部下。イスマエルの誕生会に贈り物を届ける予定だが、火種となってしまう。
ポヨ……チャポの弟。
リバス……ミゲル・アンヘルの弁護士。チャポを罠にはめようとするが……。
ロラ……刑務所の外からチャポをサポートする有能な弁護士。
エレリアス……グアテマラ麻薬組織のボス。
アレハンドラ……チャポの第一夫人。
グラシエラ……チャポの第二夫人。
メキシコ政府
コンラド・ソル……政府側の人間で、第二の主人公とも呼べる存在。大統領を目指すなど強烈な上昇志向を持ち、手段を問わずのし上がっていく。麻薬カルテルとバランスを取る存在。架空の人物だが、カルテルから多額な賄賂を受け取っていたガルシア・ルナがモデルとされる。
ブランコ将軍……国家安全保障担当補佐官。ソルの上司。過去に重大な秘密を持ち、ソルによって追い詰められる。
ゴルタリ大統領……メキシコ大統領。汚職追放を宣言する。
チノ……州警察の幹部。チャポを裏切り、情報をアベンダーニョ兄弟に売る。
以上です!