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「チ。」の作者による陸上100mに囚われた人生劇「ひゃくえむ。(魚豊)」

マガポケで無料分を読んで世界観が好きだったので、「ひゃくえむ。」を読了。全5巻だったけど、上下巻の新装版があったので、そちらのKindle版を購入した。
途中で気がついたけど、「チ。―地球の運動について―」の作者だった。


主人公は100m走全国1位の小学生トガシ。脚が速いことだけが自分のアイデンティティで、それが崩壊することを極端に恐れている。そんな中、転校生としてやってきた小宮。小宮は転校早々いじめられるが、トガシが短距離のレクチャーをすることに。徐々に能力を伸ばす小宮だが……。

というわけで、100mをモチーフにした人生劇である。


個人的にスラムダンクの流川と仙道が1on1で激闘したあとのこのシーンが大好きなんだけど、わかる人いるかな?

 

「ひゃくえむ。」でも似たような雰囲気がたくさん出てくるこ。なんというか、人生の1シーンというか。


ただ、素晴らしい序盤と比べれば中終盤はややイマイチかも。初期の作品なので仕方がないかも知れないが。
あと、レースシーンがあまりうまくないのもマイナスポイント。迫力はややあるけれど。でも、良い作品であることは間違いない。

マガポケで3話分無料で読めるのは興味を持った人はどうぞ。

 

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