ダビスタ96の話の続きです。ダビスタ96が好きだった人以外にはまったく面白くないはずなのでご了承を!
パスワード種牡馬の登場~神のBMSワイルドアゲイン
ダビスタ96史においてもっともエポックメイキングな出来事といえば、海外種牡馬のパスワード配信だろう。
それまでは「持ち込み馬」として繁殖牝馬に種付けされた状態でしか手に入らなかった強力な海外種牡馬が使えるようになったのだ。
競馬マニアからすれば、ニジンスキー、ダンチヒ、カーリアンなどの大種牡馬に目が行くと思うが、ダビスタ的にはワイルドアゲインが注目された。
このワイルドアゲイン、有効なクロスとなる祖先を多数持つ上に、マイナー血統も多く面白配合になりやすい。そのため、最強馬の父ではなく、母父(BMS)として大活躍することになる。
というわけで、ダビスタ96最強の配合である
スイフトスワロー×ワイルドアゲイン×プチカプリース(ミッドナイトアールティ)
が爆誕したのである。
この配合の代表馬は、ダビスタ96最強馬・ソルトレイク(同馬にハーゴン、カワムラサクラコ)をはじめ、TSLの究極・ビガーセレッソ(同馬にアヤノアルフォンス)、最強の晩成・ナリエモンクルーズ、真性ダート馬・アルベルラグナロクらが存在する。
なお、この配合については独自研究があるので、そのうちひっそりと発表したい。
超晩成ボーナス~最強馬は遅れてやってくる
ダビスタIIIとダビスタ96には、成長型が「超晩成」の馬だけに、MAXスピードが一時的に限界を突破する「超晩成ボーナス」という制度がある。具体的には、最大スピード÷25のスピードが5歳11月以降に外れるというもので、スピードが125なら、130まで伸びることになる。
この超晩成ボーナスの影響は大きく、晩成種牡馬が圧倒的有利となる原因となった。(そのためか、PS版以降は外れている。)
超晩成ボーナスが当時のダビスタプレイヤーの間でどれだけ知られていたか……。
一部ユーザーはIIIの頃から知っていただろうが、ほとんどのユーザーは海外種牡馬の配信が始まって以降だろう。かなりのヘビーユーザーでも現役の頃は知らなかったという人もいるかもしれない。
なお、ナリエモンクルーズは、晩成ながらトップクラスの能力を持つ。もし、この馬の成長型が超晩成だったが、96でトップを取っていたかもしれない。
同一馬の存在~65536パターンの憂鬱
ダビスタ96の最大の問題点の1つが、同一馬が生まれやすいこと。有名なところでは、ビガーセレッソとアヤノアルフォンスは全く同じ馬である。(気性とスタミナが1つずつ違うが……)
原因は、乱数のシード値が0~FF(16進数)までの65536パターンしかないことに加え、一定能力を超える繁殖牝馬は同一の繁殖牝馬としてみなされるTSL(トータルサムリミット)の存在があったことだ。
FHGAMEのコアなユーザー間では、「同一馬は、はやく引いた人の勝ち」という暗黙のルールがあったが、具体的な能力は数値を覗かなければわからなかっただけに、うやむやになったようだ。(ビガーセレッソとアヤノアルフォンスは同時期に生まれたのでOKだったらしい)
続く