試し読みして面白そうだったのでKindleで購入。
鷹野ツメ子は見た目は超有能なキャリアウーマンだが、実は出来の悪い小学生レベルの無能。筆記試験なし・人物重視のITコンサル会社に潜り込むが、簡単なパソコン操作すらできず、社内ニートになるのだった。
一方、語り部となる同期入社の鶸田（ひわだ）は気弱ではあるがポテンシャルは秘めている。そんな正反対な２人がコンビを組んでITコンサルの営業するが……。
ダメそうに見える人が実は有能というパターンは「美味しんぼ」をはじめ数多くあるが、有能そうに見えて無能というのは意外と新しいかもしれない。
ストーリーのパターンは、有能に見える鷹野の適当な言動を、お客さんが良いように受け取ってうまくいくというもの。これが読んでて最高に気持ちがいい。「カメレオン」的な感じ？
鷹野のキャラクターはすごい前向きという感じでもないが、無能な自分に悲観的ではなく憎めないので楽しく読める。ちなみに一瞬なら有能になれるが、すぐに発熱してダメになるという能力もある。これは2巻以降のストーリーでも生かされそう。
Amazonのレビューにもあったが、ドラマ向けだと思う。まだ1巻しか出てないが、このクオリティで進めばドラマ化があってもおかしくないだろう。今後も楽しみ。
