Netflixで「パラサイト 半地下の家族」を観た。
カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞、アカデミー作品賞を受賞したポン・ジュノ監督の作品である。
話題作だったので当然ながら作品自体のことは知っていたが、実際観てみると想像していたことと全然違った(笑)
大金持ちの家の半地下にバレないように住んでいる家族の話だと思っていたのだ。「借りぐらしのアリエッティ」みたいな感じに。
同様の勘違いをしている人は多そう。
実際は、大富豪の家庭教師と採用された息子が、妹を優秀な絵の家庭教師として他人のふりをして紹介、さらに父を運転手、母を家政婦として紹介し、家族全体で大家族でお世話になる、という話だった。
家族が住んでいるのが薄汚い半地下の家で、大富豪にお世話になるまでは全員無職。でも、それなりに楽しそうに生活しており、悲惨な感じはしない。そもそも4人とも優秀なので普通に就職できたんじゃないか、という感じ。なんで貧乏なんだろ。
物語は謎の地下室を発見したところから一気に進み、驚愕のクライマックスへ。
全体的にコメディタッチで楽しく観れたが、アカデミー賞クラスかというとちょっとわからない。金持ち家族はトボけすぎだし、貧乏金持ちは楽天的すぎて、感情移入はしにくかったかな……。