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【Netflix】東京が舞台のアメリカ映画。余命1日となった女性暗殺者の復讐劇「ケイト(KATE)」

Netflixで「ケイト(KATE)」を観た。予備知識は、アメリカ映画だけど東京が舞台で、國村隼ら日本の俳優も出演しているということだけ。

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幼い頃に両親を亡くし、父親代わりのヴァリック(ウディ・ハレルソン)から暗殺者として鍛え上げられた白人女性のケイト(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)。大阪でヤクザの組長を狙撃を試みるが、その場には少女が。子供のいる現場では狙撃はできないと一度は拒否するものの、結果的に少女の前で暗殺してしまう。

そして、舞台は東京へ。ケイトは次の仕事として、ヤクザのトップ・木嶋(國村隼)を狙撃するものの失敗。その直前に敵の罠によってポロニウム204を飲んでしまっていたため、医師に余命が1日以内ということを告げられる。ケイトは木嶋への復讐のため、かつて殺害現場にいた少女「アニ(ミク・マーティノー)」とともに、ヤクザに立ち向かっていく……。

というわけで、ストーリーは1日という時間内に復讐を果たせるのか? というもの。殺人マシーンと育てられたケイトは鬼のように強く、ヤクザを相手に無双するのが爽快感がある。

舞台は現代の東京ではあるが、どことなくサイバーパンクっぽさがあり、ブレードランナー的な世界観がある。
ケイトが大立ち回りをするスラム的な街は新宿ゴールデン街的ではあるが、だいぶ違うので、ロケ地はタイで架空のエリアかもしれない。店の名前がいちいち面白いのもポイント。「夜の星空」はともかく「閉じたシェルター」や「人間みたい」という店名のセンスはすごい(笑) 何か元ネタがあるのだろうか? 自分としては大好きな世界観だ。

ケイトとヤクザとの対決はキル・ビル的な雰囲気。日本刀も出てくるよ。國村隼がヤクザ役として出てくるので、アウトレイジも意識しているかもしれない。

それから、日本人なのに日本語が下手なキャラが出てくるのは個人的に超苦手。主要キャラであるアニはハーフの日本人という設定だけど、日本語下手すぎでしょ……。ここは日本語をちゃんと喋れる人を使ってほしかったなー。もしくは、日本語の発音をもうちょっと頑張ってほしかった。

日本人俳優としては、前述の通り國村隼のほか、浅野忠信やMIYAVIが主要キャラが出てくる。ちょいキャラだけど、内山信二もインパクトあったよ。

そのほか、バニラ広告車を隠れ蓑にしていたり、全身入れ墨でふんどし姿のヤクザが大量にいる銭湯とかユニークなシーンも多数。ストーリー自体は正直言って平凡で、どこかで観たことがあるようなもの。東京が舞台じゃなかったら、途中で挫折していたかもしれない。

というわけで、個人的にはなんだコレ? と思いつつもそこそこ満足したけど、トータルではそこまで人にすすめられる感じではないかも。外国人が思いがちな日本や、サイバーパンクが好きならおすすめしたい。

 

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