バトルスタディーズは人気の高校野球マンガ。
PL学園をモデルにしているDL学園の物語で、ライバルは横羽間高校。そのモデルは当然ながら横浜高校である。
で、作中の22~28巻(横羽間登場は20巻から)で甲子園での対横羽間高校戦を描いているが、これが本当に素晴らしい!
選手の人物造形は現実からぶっ飛んでるが、野球の内容はリアリティがある。野球シーンの構図も素晴らしくて、見開きはポスターにしたいほど。
横羽間高校の選手も魅力的で、正直言ってDL学園よりも好きだ。
横羽間の選手の概要はバトルスタディーズのWikipediaにも乗ってないので紹介したい。
まずは、4人のスター選手。
大庭修(捕手・3年)
横羽間のキャプテンで大物感あふれる中心選手。目が点という風貌が特徴的な強肩好守のキャッチャー。バッティングでも3番を打ち、守備陣形の裏をかく打撃をするなどインテリジェンスの高い選手。不良出身で口は悪いが仲間思い。餓狼伝(板垣恵介版)の堤城平にどことなく似てる?
梶原地球(投手・3年)
ドラフト確実の横羽間の左腕エースで制球力抜群。不良っぽいキャラが多い横羽間の中でも数少ない一般人的な見た目だが、チームには溶け込んでいる。生物、虫好きでベンチでは優雅に紅茶(ミルクティー)をすする。バッターボックスではまるで打つ気がない。冷静沈着だが、グローブを持たずにマウンドに登ろうとしたり、相手の名前を毎回間違えたりトボけたところも。
北条陽向(中堅・2年)
万引きで捕まった元不良少年。コンビニのスタッフルームで観たDLと横羽間の伝説の試合を観て更生。俊足の一番バッターにして超強肩のセンター。
海部太平洋(一塁・2年)
超巨漢の主砲。元不登校児。ずでーんとひっくり返るシーンが多い。作中もっとも人間離れした風貌でセリフはほぼないが、カラオケではピチカート・ファイヴを歌うらしい(笑) 狩野に頼まれてコルクを持ってくるなど素直な一面も。
以下はスター選手扱いではないが、台詞がある脇役選手たち。能力は一級品。
志木(遊撃・3年)
作中ほとんど説明がないが、眼帯をしたショート。決勝戦では5打数5安打。
上杉(三塁・3年)
強烈な顎が特徴の三塁手。決勝戦ではホームランも。
これら選手以外の描写はほとんどない。監督すら登場しない(笑)
ちなみに横羽間戦は審判もクセがあっていいよ。
というわけで、バトルスタディーズを読もう!