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1996年アメリカ大陸バス横断旅行記その6(ソルトレイク)

1996年アメリカ大陸バス横断旅行記の続きその6です!

第1回はこちら

 

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ポートランドからロッキー山脈を超えてソルトレイクシティへ

朝、ポートランドの宿をチェックアウト。朝食をマックで食べる。
目的地は悩みに悩んで、ソルトレイクシティまで一気に行くことに決めた。
ここまで行動を共にした山路くんとはバスディーポでお別れ、山路くんはシアトルに向かうらしい。

さて、ポートランドからソルトレイクまでグレイハウンドバスで向かうことにしたが、アメリカの地理に詳しい人なら「正気か?」と思うかも知れない。

 

上がソルトレイクシティまでのルート。1200km以上の距離がある上に、ロッキー山脈超えである。到着までは推定で17時間以上!
しかし、飛行機とは違い、長距離バスは定期的にレストストップがあって外に出られるのでリフレッシュができる。バス内にトイレがないことはきついが、夜行便なので一泊浮くのも嬉しい。

 

バスは最初のうちは空いていたが、やがて混雑して満席一歩手前までになった。景色は雄大で、長い長い直線を抜けたあと、空に浮かぶかのように山脈ゾーンに突入する。レストストップは必ず降りて軽い体操をし、夜は可能な限り寝た。途中でスナックなどは食べたが、それほどお腹はすかず、本格的な食事は取らなかった。
そして、翌日朝8時。長過ぎる乗車を経て、ソルトレイクシティに到着した。

 

 

オリンピックが6年後に開かれる街・ソルトレイクシティ

ソルトレイクシティは早朝ということもあって涼しかった。そして街並みが美しい。
まだ朝ではあるが、宿は確保しておきたい、ということで地球の歩き方に載っていたホテルに向かって歩いていく。

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街なかでは「Salt Lake 2002」という看板をチラチラと見かける。6年後の2002年に冬のオリンピックが開かれるのだ。当時はまだまだ未来の話だなーと感じていたが、気がつけば17年前の出来事になっている。時の流れは恐ろしい。

20分ほど歩いて目当てのホテルに到着した。
フロントで確認してみると、部屋は空いているということだがチェックインまでの時間はまだまだということで待つことになってしまった。午前中だし当然である。

ザックを持って散歩する気力もなかったので、ホテル周辺で待っていると日本人が。このホテルに泊まっているらしい。
「本当は明日までここに泊まろうと思ったんですけど、今日までに変更したんですよ」
そう語る彼は、掛木くんという。広島出身の島根大学3年生だ。アメリカにきて、自転車の旅をしていたが、暑すぎるのでバス旅行に切り替えたそうだ。

それから2時間ほど待ち、やっとチェックインに成功。部屋はシングルルームでトイレとバスは共同だけどキレイでいい感じだ。

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泊まった宿。いい感じ。

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ホテルの前で掛木くんと。


荷物をおいて、まだホテルにいた掛木くんとともにソルトレイクの街へ。
とにかく腹が減っていたので、食事できるところを探す。少し探していたら、フードモールがあったので、そこで食事をすることに。そろそろ日本食が恋しくなってきたので、「スキヤキビーフ」というものを食べてみた。謎のご飯だが、それなりに美味しい。

その後、郵便局に寄ってからバスティーポへ行って時刻表を確認する。次の目的地はどうするか……。
日中はかなり猛暑になってきたので、巨大なスーパーマケットに寄ってから、いったんホテルに戻る。

掛木くんは、昨日ツアーで一緒になったという女の子に自転車を預けると言うので、僕も付いていくことにした。
HJホテルに泊まっていたその子は浅田さん。金沢出身で、高校を卒業してからロサンゼルスに留学していて、将来は映画を撮りたいらしい。

(それから23年。果たして映画は撮れたのだろうか?)

現在は、四年制の大学で良いところがないか全米を見て回っているそうだ。ソルトレイクではユタ大学をチェックしたらしい。宿泊しているHJホテルの中も見せてもらったが、70ドルするというだけあって豪華。プールまで付いていた。

今度は3人で街に出てフードモールのようなところで軽くご飯を食べる。浅田さんと掛木くんをそれぞれ見送ると、すでに夜11時。辺りは真っ暗だったけど、ソルトレイクは治安が良いので問題はなかった。

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掛木くんと浅田さん。ピンボケですいません……

 

 


デルタセンターとモルモン教の教会へ

翌日は5時に目が覚めたので共用のシャワーへ。シャワーを出ると黒人女性が外で待っていて、誰もいないと思っていたのでビクっとなってしまった。
二度寝して8時に起きるが、まだ眠い。が、気合で起きてホテルをチェックアウトする。

まずは、ユタ・ジャズの本拠地であるデルタセンターへ。当時のユタ・ジャズは、誰もが知っているカール・マローンとジョン・ストックトンがいた時代。ほかにもホーナセックやオスタータグなどの優秀な選手もいて、全盛期を誇っていた。運悪くシカゴ・ブルズの全盛期と時代が被ってしまったので優勝はできなかったけど。

僕は皆さん同様ストックトンのファンだったので、デルタセンターはぜひ見たかった。当日はなんの試合もイベントもなかったけど、デルタセンターまで来られてことは感激である。

 

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デルタセンター前にて。

 

続いてはモルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)の教会へ。僕はモルモン教ではないが、本部がソルトレイクシティにあるので見ておこうと思ったのである。

教会内に入り、パイプオルガンを聴いてふらふらしていたら、宣教師の人に話しかけられた。「レガシーを観たい」といったら、場所を教えてくれてチケットをタダでくれた。レガシーとは、モルモン教の宣伝映画である。レガシーの話自体はモルモン教の宣伝なので面白くはなかったが、日本語音声を同時に聞ける機械を借りてみたので内容はわかる。映像自体は素晴らしかった。

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モルモン教の教会のパイプオルガン

 

その後、重たいザックを背負って移動するのが面倒だったのでバスディーポへ行って、ザックを預けることに。しかし、ロッカーの使い方がよくわからず5ドルくらい吸い込まれてしまう。なんとか預けることはできたが。

手ぶらで再び街を彷徨っていると、目の前から「地球の歩き方」を持って歩いてくる人が。話しかけてみると、彼はカナダのバンクーバーに留学していて、現在アメリカを2人で旅しているらしい(相方はそのとき不在)。オリンピックの爆発事件のときは、アトランタにいたらしい。

しかし、話をよく聞いてみると典型的なダメ留学生という感じである。ロサンゼルスの浜田さんが、留学生の中には日本人だけで固まって英語も喋れず帰っていく人が多い、と言っていたが、そのタイプのようだ。まあ、自分ももし留学していたらどうなっていたかわからないが。

 

夕飯はフードモールでテリヤキチキン。しかし、これがこの旅最高のマズさ。テリヤキは大丈夫という過信があったので失敗した。
それからバスディーポヘと戻る。今回は深夜便でデンバーまで行くことに決めたのだ。深夜便は一泊浮くので貧乏旅行にはありがたい。当時はバス内での一泊などまったく苦ではなかった。そういえば、ソルトレイク(湖)には行かなかった。まあよい。

 

グレイハウンドバスに乗り込むと、隣は陽気な黒人が。陽気なだけで、周りに迷惑を掛けるタイプではなかったのでよかった。

 

※第1回にも書きましたが、本文中の名前はすべて仮名です。

 

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