ランダムアクセスメモリ

沖縄移住、マンガ、Web制作、ゲーム、将棋の話をランダムに。※本サイトには一部アフィリエイトリンクもあります

1996年アメリカ大陸バス横断旅行記その18(ロサンゼルス後半2・最終回)

1996年アメリカ大陸バス横断旅行記の続きその18です! 今回で最終回!

第1回はこちら

blog.yublog.com

 

 

2回めのドジャーススタジアムへ

ロサンゼルスのホテル・チェットウッドホテルでの朝。
食堂へ行くと大きなカツオが。浜田さんがどこかでカツオを手に入れたらしく、僕ら宿泊者に焼いて振る舞ってくれた。アメリカのジャキーな食事に飽きていたので、日本的な味が嬉しい。

本日は散歩も兼ねてドジャーススタジアムへと向かう。リトルトーキョー、チャイナタウンと抜けて、1時間ちょっとで丘の上にあるドジャースタジアムへ。意外と近い。一番安い6ドルのチケットを買い、最上段の最前列で試合を観る。デーゲームで日差しが強い。
対戦相手はニューヨーク・メッツ。ドジャースの先発は残念ながら野茂ではなくイスマエル・バルデス。試合前半は投手戦かと思ったが、メッツが3ランホームランなどで4点先制。こらアカンと思ったが、エリック・キャロス、ラウル・モンデシーの連続ホームランで3点を取り、さらにはスクイズ! で同点に追いついた。高校野球のような熱い展開だ。しかし、再び1点を取られて5-4。ここで代打マイク・ピアザ! ドジャースタジアムはもの凄い大歓声。そのピアザのヒットと押し出しも絡んで逆転し、最後はウォレスが抑えて勝利となった。
帰り道、ドジャーススタジアム周囲を歩いていると、「ヒデオー!」との掛け声が。野茂がいたわけではなく、日本人の僕に。日本人は全員野茂に見えるのだろうか?

再び1時間かけてホテルに戻るとなんと、山路くんがいる。
山路くんは、サンフランシスコからポートランドまでのバスで一緒だった近畿大学の人だ。約3週間ぶりに出会ったことになる。

「シカゴまでは行ったんだけど、ほとんどの西側で過ごしてたよ」と山路くん。

自分とはまったく違うルートを通ったようだ。


ホテルの夕飯は「カレーフリー」と書かれた張り紙があり、大量のカレーが。宿泊者の誰かが作ってくれたらしい。ご飯は元々無料。ありがたく頂くことにした。

 

食後は、山路くんと、山路くんがサンディエゴで出会いロサンゼルスのこのホテルを紹介して再び合流したという田中さんとともに、軽く飲みながらお話。お互い、その後の行程を報告し合う。

f:id:onsen222:20191227234114j:plain

山路くんと田中さん。チェットウッドホテルにて。

本場ハリウッドで映画を観る

翌日。山路くんの友だちの田中さんはシャトルバスに乗り帰っていった。日本に帰ったら、すぐ新島へ行くと言っていた。根っからの旅行好きらしい。
本日は山路くんとともにハリウッドへ。それほど興味はなかったが、ロサンゼルスに来たからには行っておくべきだろう。1番のバスに乗ってハリウッドへ向かい、40分ちょっとで到着した。まずは映画を観なければ、ということでチャイニーズ・シアターへ。
「アイランドオブドクター」という作品がすぐ観れるというので選択。あとで知ったが、日本では「モロー博士の島」というタイトルで知られているらしい。全部英語だが、わかりやすい話なので大筋は理解できた。素晴らしかったのは音響効果。今では当たり前かもしれないが、360度からやってくる音は初体験だった。

f:id:onsen222:20191227234321j:plain

チャイニーズ・シアター前。

 

その後はハリウッドの街を歩く。メルローズ通りでは怪しげな日本語が書かれている古着屋へ。
山路くんは「ジーンズを2~3本買う」と意気込んでいる。

物色していると店員が近付いてきた。
勝手にジーパンを選び、試着しろ、という。
素直に従う僕。

「69ドルだ」と店員。
「高い。無理だ」と答えると
「59ドル」とあっさり10ドルの値下げ。しかし、これでも高い。
「いくらなら買うんだ?」と聞いてきたので、迷った末に「29ドル」と答える。
「45ドル。これが最後だ」と店員。交渉は決裂。それにしても2/3の値段にできるだから元の値段はヤバすぎる。

一方の山路くんは言い値の79ドルでジーパンを買ってしまっていたらしい。
「値下げ交渉できたのに!」と伝えると後悔していた。先に教えてあげておけばよかった。結局買ったのは山路くんのジーパン1枚だけ。

この日の夕飯は山路くんが買ってきた肉とチキンをホテルで食べた。ごちそうさまです!

 

猛暑のユニバーサルスタジオへ

翌日。
ホテルに泊まっている仲間数人で、ユニバーサルスタジオへ行くことになった。まだ大阪のユニバーサルスタジオジャパンがない時代である。
バスに乗って坂の上にあるユニバーサルスタジオへ。
客は結構いたけど、各アトラクションはそれほど混んではない。バックドラフトなど観たいアトラクションをテンポよく回っていたら、お昼にはみたいものがなくなってしまった。
こうなってくると猛暑がきつい。はやめに切り上げてダウンタウンへ戻ることに。
そしていつもの通りヤオハンへ。ここでラーメンを食べたが、3.5ドルでもの凄いボリュームだった。

f:id:onsen222:20191227234134j:plain

ユニバーサルスタジオ。

旅の終わりとその後の話


翌日は帰国。というわけで、ここでアメリカバス旅行記も終了したい。

チェットウッドホテルについて。
お世話になった浜田さんはオーナーではなく、大山さんという女性の方だったらしい。メモに記録がないので僕が泊まったときにはいらっしゃらなかったのかもしれない。

その大山さんだが、2010年に殺人事件の被害者となってしまい、チェットウッドホテルも閉館となってしまったようだ。2019年現在、ストリートビューで看板は確認できるので、建物自体はあるようだが……。非常に残念である。

こちらに第一発見者の方のブログ記事あり

バックパッカーは見たっ! 〜続き〜: 世界のまちかどから


そして、浜田さんであるが、現在はロサンゼルスで「はまだ宿(じゅく)」という宿を営業をはじめたとのこと。ジオシティーズにあったホームページは消えているが、おそらく現在も営業しているのであろう。ぜひ行ってみたいものだ。

その後の浜田さんについての書かれたブログがこちら

tabiphoto.blog LAの青い空 ~いい人、いい宿~


最終的なバスのルートはこちら

 基本的に予定を決めない行きあたりばったりの旅だったが、結果的にはよいルートだったかもしれない。
旅の途中で出会った皆さん、ありがとうございます!

ブログ中の名前は一部を除き基本的に仮名になっておりますが、自分だよ! という人がいらっしゃればぜひご連絡を! なんの因果かこの旅行記を読んでしまった人の感想も待ってます!

 

メールフォーム

 

それではまた!