アマプラでおすすめに出てきたので、「神様はバリにいる」を視聴。予備知識は、「堤真一と尾野真千子と玉木宏が出ている」「実在のモデルがいる」のみ。全編バリ島を舞台にしている自己啓発的な内容のあるコメディだった。
婚活ビジネスに失敗した祥子(尾野真千子)はバリ島で死に場所を探しているときに怪しげな中年のアニキ(堤真一)に出会う。大富豪であり、破天荒ながら地元の人々に慕われているアニキの元、弟子のリュウ(玉木宏)やバリ島の人々と触れ合うことで、人生観が変わっていく……という内容だ。
主要キャラを演じている3人が実力者のため、安心して楽しく観られる邦画だった。ストーカー役でナオト・インティライミも出演しているが、演技はうまくはないもののピッタリの配役。キャスティングした人はすごい。一方で、現地のインドネシア人のキャラクタは全体的に軽いというか、ステレオタイプ感がある。インドネシア人でも強烈なインパクトあるキャラクタがいたら個人的には良かった。
それと、アニキとその周囲にいるひとたちが着ているバリエーション豊富な「ANIKI」Tシャツは欲しくなる。買わないけど。
バリ島の風景は美しいし、頭を空っぽにして観られるので良作だと思う。