Amazonプライム・ビデオにて、コメントでの評判が良かったので「アップグレード」を視聴。2018年公開のアメリカ映画で、監督は「ソウ」の主演、脚本を担当したリー・ワネル。
舞台は近未来。IT化がさらに進み、自動運転とドローンによる監視が当たり前になっている世界。主人公夫妻が乗る車の自動運転が暴走してスラムに突入し、男たちに襲われて、妻は死亡、主人公のグレイも下半身不随になってしまう。グレイの入院先に天才エンジニアであるエロンが登場。体内にSTEMという実験中の機器を埋め込み、脳と体の神経をつなぐことで、体を自由に動かせるようになる。STEMは意思を持ち、STEMのサポートもあって犯人に迫っていくが……。
テンポよく進んでいく近未来SFもので、終始楽しく観れた。大きなテーマはネタバレなので言えないが、よくできているのではないか？ 現実に起こっても不思議ではない。シ
主人公がSTEMに体を預けたときの超人的な動作が面白い。主人公を貶めた犯人及び結末については伏線もあるので気がつく人は多いと思う。
そしてラスト。主人公はSTEMに乗っ取られ、本人は妻が生きている幸せな世界を体験する。哲学的には水槽の脳の世界。これはこれである意味良かったと思ってしまう。（ここまで反転ネタバレ）
というわけで、良質な近未来SFだったのでおすすめ。
