Netflixで「アイ・ケイム・バイ」を視聴。2022年作のイギリス映画で事前知識はなし。
上流階級の家に忍び込み「I Came By(参上)」というグラフィティアートを残す、23歳のニーリーとジェイ。
ある日、ニーリーは元判事のブレイクの家に侵入するが、地下で拘束されている男を発見する。ニーリーはジェイに協力を求めるが、ジェイは恋人に子供ができたことで拒否。ニーリーは単独でブレイクの家に再度侵入するが……。
ジャンルとしてはサスペンス。ブレイクの家への侵入は緊張感がある。が、ブレイクはヤバい奴ではあるが、普通の老人でもあるので恐怖感はそれほどない。もっとブレイク自身がぶっ飛んだ恐ろしい人物であればもっと良かったかもしれない(それはそれでリアリティが失われるかもだけど)。
ストーリー的には最後に全てが世に明かされるというカタルシスを期待した展開になるが、終わり方もあれ? こんなもん? という感じ。主要人物がサクっと消える感じもどうなんだろ。
個人的には映画は雰囲気重視で観るので、ロンドン感が味わえたのは良かった。これからどうなるんだろう、という期待感のある展開も良い。
ただ、万人におすすめできる映画ではないかな。