Netflixで「ガチ星」を視聴。予備知識は競輪の話ということだけ。
実際観てみると、監督がサンクチュアリの江口カンで、競輪版のサンクチュアリだった。こちらの方が先だけど。
元プロ野球選手の濱島(安部賢一)は球団からクビになったあと、妻子に逃げられ、自堕落な生活を送っていた。40手前にして競輪学校に入学するが、練習にはついていけない。20歳近く年下の同級生には馬鹿にされ、さらには教官にはクビを勧告されてしまうことに……。
元々はテレビ西日本のローカルドラマ(全4回)で、再構成して映画化したものらしい。ローカルドラマとしてはめっちゃレベル高い。
サンクチュアリを観た人なら100人中100人がそう思うように、競輪版のサンクチュアリ。主人公が清々しいまでのクズで、仕事をせずにパチスロ、子供との約束もパチスロですっぽかす、お世話になった同級生の奥さんに手を出す、酒浸りとまったく共感できない可愛げのなさ。北九州弁なのこともサンクチュアリの主人公との共通点。
展開としてもサンクチュアリでいう静内みたいな孤高の最強キャラが出てくるなど似てる。
サンクチュアリにはまった人、競輪に興味がある人、クズキャラを楽しめる人にはおすすめ。