Netflixで「BAD LANDS バッド・ランズ」を視聴。おすすめに表示されて視聴ランキングも上位だったので。予備知識はほぼなし。
大阪で特殊詐欺グループの一員として働く女ネリ（安藤サクラ）は、詐欺を手伝って暮らす限界老人たち（宇崎竜童ら）と古アパートで暮らしている。グループのリーダーは名簿の高城（生瀬勝久）。しかし、詐欺グループには警察（吉原光夫、江口のりこら）の捜査が近づいているほか、東京からネリの元彼で超資産家、そしてDV常習である胡屋（淵上泰史）の魔の手も迫っていた。そんな中、血のつながらない弟のジョー（山田涼介）の暴走が発端で、3億を手にすることになるが……。
大阪を舞台にしたノワール。新世界周辺を中心に大阪らしい雰囲気が出ていていい感じ。東京出身の安藤サクラだけど、知的な小悪党のキャラが良くて関西弁もなじんでいる。大阪の人から見たらもしかしたら違うとなるかもだけど。山田演じるジョーは、自称サイコパスだけど頭の悪い暴走タイプ。こちらは魅力的じゃなくて嫌な感じだけど、まあいいのだろう。サリngROCK演じる林田の存在感もよかった。サリngROCKって誰？ちょい役で岡田准一と天童よしみも出てくるよ。
全体的にテンポがよくて、緊張感も程よくある。ノワールものとして優秀だと思う。このシリーズをもっと見たい感じもするけど、続編はないかな？ 原作の「勁草（黒川博行）」も読んでみたい。おすすめ。
