神奈川の実家から沖縄まで飛行機を使わず帰ることにした。
当然ながら、飛行機を使ったほうが安いし、圧倒的に早い。あくまでロマンである。
動画版もあるので、ぜひどうぞ。
はじめに
というわけで、飛行機を使わないで帰る方法はどういうルートか。2014年までは東京-那覇間のフェリーがあるので、それに乗ればよかったが既にない。大阪-那覇間のフェリーも2017年に運休になってしまった……。
というわけで、鹿児島まで行って、そこからフェリーしかない。
鹿児島までは新幹線で行くのが楽だが、今回はあえて横須賀から新門司までフェリーで行きたい。
横須賀-新門司のフェリーは2021年7月に就航したばかりの新路線なのだ。
横須賀から新門司まで東京九州フェリー「それいゆ」乗船
ということで、横須賀中央駅から歩いていける横須賀フェリーターミナルへ。
新しいフェリーターミナル!
今回乗船する「それいゆ」。横須賀-新門司のフェリーは、「それいゆ」「はまゆう」という2つの船が日曜日を除く毎日運行している。
待合室もきれい。Wi-Fiも飛んでいるし、電源付きの席もあるよ。あと、売店も。
出港は23:45。乗船は30分以上前からできた。
というわけで、乗船。今回はツーリストSという個室! 乗船券1万2,000円に加えて6,000円が必要だが、超快適! 電源もあるよ。ちなみに部屋にはQRコード認証で入る。現代的!
テレビ付き。スピーカーはなく、イヤフォンジャックからのみなので、ヘッドフォンを持ち込むか、案内所で借りよう。
船内は3層構造で非常にきれい。就航から半年も経ってないので当たり前といえば当たり前だけど素晴らしい。
23:45に出港。現在地は大画面でいつでもわかる。まあ、スマホでもわかるけど。
さらば神奈川。東京からの出港と比べると光は少なめだけど、それでもきれい。
翌日昼。はまゆうとすれ違う。すれ違い10分前にアナウンスがあるので、しっかり見ることができた。お互いに汽笛で合図する。
レストランは夜食、朝食、昼食と3回利用するチャンスがあるが、ランチだけ利用。
餃子500円、ごはん200円、味噌汁150円で850円。ちょっと高いけど、フェリー内なのでまあよし。
ちなみにタブレットで注文するシステムで、支払いもセルフ。最先端って感じ。
窓際の席で仕事。快適ではかどる! 電源はあるし、Wi-Fiも制限付きだけどあるよ。テザリングも入るけど。
船内Wi-Fiでつなげると表示されるページ。Wi-Fiは1回30分、1日5回まで無料というシステム。ベースは携帯回線なので、陸地から離れるとインターネットは繋げない。
小倉に到着。モノレールがかっこいい。
宿泊はビジネスホテル。ホテルリブマックスで、3090円+150円と安い。部屋は清潔で問題なし。
夕飯は食堂ぱんち松吾郎というお店のカウンターで。ビールも飲んだよ。
新門司から博多、バスで鹿児島へ
新幹線で博多までサクっと移動して、そこから長距離バス桜島号。事前予約なら3550円と安い。時間は4時間以上かかるけど。
バスからの眺めもいい感じ。
鹿児島から那覇まで再びフェリー
若干遅れたけど、無事鹿児島へ。そしてフェリーターミナルへ。
今回は、クイーンコーラル8に乗るが、今月中に就航という船である。
二等寝台を確保。これより下は雑魚寝部屋なので快適性を選んだ。ラッキーなことに、同室の人は途中までおらず、独占状態に。
クイーンコーラル8は古い旅館的な感じ。でも、これが哀愁がある。
甲板から桜島をながめる。
夕暮れになってから出発。
夕飯として牛丼を食べる。まあ、内容はレトルトレベルだけど500円と安いし、満足。
レストランは営業時間以外は自由に使えるのでちょっと仕事。
クイーンコーラル8の模型もあったよ。23年間の就航だったらしい。11月20日から新造船のクイーンコーラルプラスが就航する。こちらも乗りたいなー。
途中、軽石を見かけた。今回の航行には問題なかったけど。
奄美大島、徳之島、沖永良部、与論島を経由。さらには、本島の本部港にも寄って那覇港へ。
というわけで、火曜日の夜に神奈川を出発して、到着したのは金曜日の夜でした。ありがとうございます!